人が信じられない時期というのを経験したことはないでしょうか。
43才のMさんは若い頃に人が信じられなくなり父親に相談しました。
そのとき父親は次のように答えました。
「そういう感覚は持っていてよいのでは。だって、個々はみんな完璧で
ないのだから」
これでMさんは心の重荷がとれ、自分を含め、世間が嫌いでなくなっ
たそうです。
「人類について知れば知るほど、期待することが少なくなった。そうし
て以前よりは、楽な気分で、人をいい人だと呼べるようになった」
ピーター・ベンチリー著「大統領の切り札」より
親と子はコミュニケーションを通して、影響し合い、親は自分の人生
を子に差し出すのだと思ってください。
子どもは自発的学習者です。
大人に教えられるのではなく、大人から言われた情報をもとに自分で
考え、自分で成し遂げたことへの満足感がこどもを夢中にさせ、さらに
新たな学習に目を向けさせるのです。
コミュニケーションを支える3条件は
「お互いに」・・・話し手は聞き手を、聞き手は話し手を
「認識する」・・・相手の存在を認めるということです。
「理解し、尊重する」
相手を知らなければ知るように努めることがコミュ
ニケーションです。「おまえはわかっていない」と
決めつける前にわかってもらえるよう努力すべきで
す。
相談相手は親や上司とは限りません。
子どもや部下にも相談するようにしましょう。
幼い子どもをつれて母親が商店街に買い物に行きます。
肉屋の前で立ち止まって「お肉買って、帰ろうか?」と聞けば子ども
は「うん」と答えます。
パン屋の前を通ると今度は子どもが「パン、パン」と母親に呼びかけ
ます。
母親は子どもに「どうする?クリームパンがいい?それともカレー
パン?」と尋ねます。すると子どもは「カレーパン」と答えるかもしれ
ません。
その都度、声をかけ確認すれば、子どもは親が自分のことを重要視し
ていると感じて、自分の意見を述べる習慣が身につくのです。
いちいち子どもに指図する親がいますが「うるさい」と反発される
ようになります。
はじめは「ママに気に入られたい」と言うことを聞きますが、自立心
が育つにつれ反発されるようになります。
それよりは、答えをこちらから先出しせず、"見出す"まで考えさせる
ことが大切なのです。
子どもは自分で考え、工夫し、行動して、うまくいったときこそ喜び
を味わうものなのです。
【本日の参考図書】
子どもは「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)
福田 健 価格:¥ 840(㈱経済界 2009.3.9)
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