思っているほど楽ではありません。
「聞く」は決して受身のコミュニケーションではありません。
「言いたいことがあったらどんどん言ってこいよ」
と言って部下が相談に来るのを待っている上司のところに相談は来ませ
ん。
「困ったことがあったら何でも相談しなさい」
と言って子どもが相談に来るのを待っている親のところにも相談は来ま
せん。
何の働きかけもしないで待つだけでは誰もあなたの元に来てはくれま
せん。
こちらからいつも近づき、世間話などしてものが言いやすい雰囲気を
つくることが大切です。
聞く上司の態度で部下が嫌がるパターンは次のとおりです。
・偉そうな
・威張った
・上からの目線
部下の話がもたついて要領が得なくなったら、あなたの聞き方に問題
があるのではないかわが身を振り返ってみてください。
著書に出てくるエピソードを紹介します。
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Fさんには小学4年生になる男の子がいる。
夕食のとき、子どもはその日に会ったことを母親に一生懸命話す。
お母さんは子どもの話を一応聞いているがときどき上の空になってい
て、子どもから「ちょっとお母さん聞いているの」と注意されている。
お父さんのFさんはほとんどしゃべらない。
ある日、男の子がいつものように学校での出来事を話して聞かせた。
「ボク、ケンちゃんに誘われて野球やったんだよ」
ほとんどしゃべらないFさんが「そうか、野球やったのか」と答えた。
男の子はびっくりして父親を見て
「そうだよ。ボク、ヒット打ったんだ」
「ヒット打ったのか、本当か」
「本当だよ。センターにボールが転がって、ボク2塁まで走ったんだ」
「すごいじゃないか。二塁打なんて」
息子と父親の会話は弾み、食事が終わっても息子は父親のそばを離れ
なかった。
Fさんはその日寝床に入っても子どもの喜ぶ顔が浮かんできて眠れな
かったという。
いつも妻が引き受けている聞き役をたまには代わってやろうと思った
にすぎなかった。 でも、子どもは目を輝かせ声を弾ませて、Fさんも
つられ、2人は軽い興奮状態になっていろいろな話をした。
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男の子は、現在高校の野球部でセンターを守り活躍しているそうです。
聞くことも表現です。
聞いていることを相手にしっかり表現してください。
【本日の参考図書】
子どもは「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)
福田 健 価格:¥ 840(経済界 2009.3.9)
抜群に伸びる子の親は聞き上手
話を聞くには大変なエネルギーが必要です。
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