夢は見るものでなくて実現するもの

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楽天グループを率いる三木谷浩史さんが、自らのビジネス哲学を1冊の本に込めてこのたび新刊を著しました。


 本の題名は『成功の法則92ヶ条』です。

 三木谷さんは「夢を見るのは若者の特権」という言葉を嫌います。
 大人になれば夢を見るヒマもないくらい忙しい現実が待っているよというニュアンスが言葉に含まれているからです。

 三木谷さんに言わせれば、

「夢は見るもの」でなく「夢は実現するもの」

 何年かかろうが、知恵と勇気をもって真剣に立ち向かえば夢は実現するものです。
 それは、決して若者の特権なんかではなく、その実現のために命終えるまで歩み続けなければならないものだそうです。

 三木谷さんは、そうやって十数年という歳月をかけて夢を追いかけてきました。
 そのうち、一緒に走る仲間ができ、2人で始めた会社は現在5000人のグループ企業にまで成長しています。

 成功には法則があります。
 技術と言ってもよい。
 その技術をしっかり身に着ければ必ず夢を実現させることができると著書の「はじめに」に書かれています。

 『成功の法則92ヶ条』では、夢を共有し、ともに行動するために必要なリーダーの条件、組織の要件が解説されています。



 楽天は月曜日の朝、社員全員で自分たちの職場を掃除することにしています。
 社員10人の頃からの習慣で今でも変わっていません。

 組織が大きくなれば、どうしても分業化しなければなりません。
 分業化すればするほど他の人の仕事がよそごとになります。
 いわゆる「大企業病」のはじまりです。

 掃除は、会社の仕事はすなわち自分の仕事なのだと意識づけするのに役立っているそうです。

 リーダーは、部下に自分こそチームを背負っているという自覚を持たせなければなりません。

 どんなに優れたレーサーでもマシンがダメなら勝てません。
 レーサーをリーダーに、マシンを組織に置き換えて考えてください。
 どんなにあなたが優秀でも優れた組織で仕事ができなければ自分の能力を活かすことはできません。

 楽天の社員同士はライバルであり、同時にかけがえのない仲間です。
 矛盾しているように見えるかもしれません。
 でも、どんな世界にも競争と協調は共存しているものなのです。

 協調ばかりでは緊張感が失われます。
 競争ばかりではチームワークが乱されます。

 協調と競争を共存させ、リーダーはこれを上手にコントロールしなければなりません。

 リーダーは教育者でなければなりません。
 人に何かを教えれば自分も何かを学ぶことになります。

 人に教えるためには、普段自分がやっていることをいつでも説明できるように言語化しなければなりません。

 つまり教えることで、自分が学ぶことになるのです。



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