本書は1989年に初版が刊行されました。
原題は『ザ・ナウ・ハビット』で、意味は「今すぐやる習慣」です。
『戦略的グズ克服術』
ネイル・A・フィオーレ著(河出書房新社 2008.4.30)
ザ・ナウ・ハビットは当時、仕事の効率を飛躍的に向上させる効果があるということで一躍有名になりました。
これまで原書でしか読むことができず、ようやく昨年、翻訳版が発行されたものです。
なお、初版発行から20年経過したこともあり、インターネット、Eメール、携帯電話などの情報手段が生まれ仕事や生活にも大きく影響することになったため、いくつかのコンセプトやエクササイズのやり方に手が加えられ、その改訂版が翻訳されたものです。
改訂版の序文にグズの定義がされています。
「グズとは、仕事をはじめたり仕上げたりするときの不安に対処するため人々が身につける習慣である」
どうして、そのような習慣をつけるかというと、失敗を恐れるからです。
不安、恐れ、自信喪失にならないための逃避行動ということもできます。
ナウ・ハビットは、そもそも不安、恐れ、自信喪失などに陥らないよう、自分で自分をコントロールできるようにする手法です。
これがうまくいくと、「・・・ねばならない」「だけど、したくない」との間で葛藤することもなくなります。
羞恥心や自責の念から解放され自由になれます。
この戦略を活用することで、わずらわしいマイナスの思考から逃れられ、集中力を発揮することができるようになります。
ナウ・ハビットは、グズの習慣を克服し、仕事や勉強を効率よく片づけ、心おきなく遊ぶ時間を確保するための実践プログラムです。
グズという汚名を返上すれば生産的人間になることができます。
グズな人は、仕事に圧倒され、プレッシャーを感じ、失敗を恐れ、一生懸命長時間働くのですが、少しも仕事が好きになれず、モチベーションも下がり、仕事をだんだん先延ばしするようになり、さらに仕事に圧倒されるという悪循環に陥った人のことを言います。
グズの悪循環
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