観覧車の話(お役所のミス)

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 金曜日、ある地域資源を活かした特産品開発について話し合う会議に出席しました。
 山間の緑に囲まれた水のきれいな町です。
 鮎やウナギの養殖のほか、イノシシや鹿も獲れます。
 それぞれに生産者代表が集まったのはよかったのですが、それぞれが厳しい状況を訴え、しまいには町役場にこれまでの対応の遅さを批判する始末。ちょっと収拾がつかなくなりました。
 なぜか、最近読んだ藤村正宏さんの著書の中に出てきた「観覧車の話」を思い出したのでした。

 観覧車は最初建設するときにはお金がたくさんかかりますが、造った後は利益率がすごく良いそうです。それで街中のビルの上に大きな観覧車ができたりします。

 私は乗りたいのですが、うちの家族は高所恐怖症なので一緒に乗ってくれません。
 ところで、観覧車は高いところに上りたいから乗るという人は少数派のようで、私みたいな中年男が1人で乗るようなものではないらしいです。また、中年男性がスーツ姿で一緒に乗る姿も見たことがありません。

 つまり、観覧車はカップルがふたりきりの夢のような時間を過ごすために需要があるということで、アミューズメントの企画にかかわる藤村正宏さんは著書『モノを売るな体験を売れ』のなかで、観覧車は「体験」を売っているのだと主張されていました。


 その著書の中で出てきた話ですが、ある公共団体が公立公園に「観覧車」をつくって少しでも収入の足しにしようと考えたそうです。

 ところがその公共団体は決定的なミスを犯してしまいました。

 「相席」にしてしまったそうです。

 行政のプロジェクトが失敗する例は、事業主体側の事情ばかり見て利用者のニーズを見ていないことの一言に尽きます。

 2回目の会合では「観覧車の話」をしようかな・・
 でも、誰が最初に乗るかで、また収拾がつかなくなるだろうな(笑)

 明日からの毎スキの特集は藤村さんの著書の紹介も含め、「売り方」をテーマにしたいと考えています。

 『参考図書』
 2時間でわかる!「モノ」を売るな!「体験」を売れ
 !―エクスペリエンス・マーケティングがあなたの会社を救う!
藤村正宏 1,365円(インデックス・コミュニケーションズ 2009.2.28第18刷)




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コメント(4)

「観覧車」という「モノ」にしか目がいかなかったのが役所なのですね。形ばかりを考えて、その観覧車で、どんな「体験」を提供するかという、本質が見えない役所の弱点が露呈してしまったということでしょうか。

観覧車の相席は....乗りたくないですね。やはりどんな状況でも「利用者、相手を考える」は重要だと感じました。

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