特に1995年、世間ではまだまだ不動産の値段は上がると言われているなか、大前氏は「文藝春秋」誌に「不動産は下がる」という記事を書いたそうです。
わが家も1992年にマンションを買ったのですが、そのとき担当者からまだまだ不動産は上がるので投資用のマンションを買いませんかと勧誘されたことを覚えています。
その頃の世間の常識を信じ半値以下になった不動産のために今も35年ローンを払い続けている方もいらっしゃると思います。
大前氏はそのほかにも先見力をいろいろ発揮しています。
ホリエモンや村上ファンドに司直の手が入ることも公に予測していたし、ソフトバンクのケータイゼロ円広告が公正取引委員会や金融庁に修正を求められることもいち早く見抜きメディアで発表していたそうです。
大前氏によると、「先見力」は「勘」や「ひらめき」とは違い、訓練すれば必ず誰もが身につけることができるビジネススキルの一つであると主張します。
大前氏は現在世の中で起こっていることをこまめに調べ、そこから変化の兆しを見つけるようにしています。
その兆しが今後どのようなトレンドになるかしつこく考えれば先が必ず見えてくるそうです。
孫正義氏もいろいろな先見の明でいろいろなビジネスを立ち上げ成功に導いてきました。その孫氏も「勘」や「ひらめき」というより、アメリカのベンチャーが日本よりはるか先を行くことを知っていて、アメリカで何が起きているか常に目を光らせているからうまくいくのだそうです。
「ビジネス力の磨き方」の中で説かれている先見力を発揮するための手順は次のとおり。
1観察
2兆しの発見
3Forces at Work(そこで働いている力に集中、分析)
4FF(現在の事象を早送りしてみる)
今日のメルマガで説明しました「例外からビジネスの視点を得る」に似ていますね。
【参考図書】
『ビジネス力の磨き方』 (PHPビジネス新書)
大前研一 840円(PHP研究所 2007.5.2)
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大前さんには学ばされるところが多いですね。
目先のノウハウではなく、大切なものの見方、考え方を教えてくれる、というよりも考えさせてくれるところが魅力です。
お久しぶりです。
高橋@場回しです。
いつも楽しく拝読しています。
大前さんの先見力には脱帽ですよね。
私は以前大前さんの本をお手伝いしたり、
1995年の都知事選で広報局員として
サポートしたりしていました。
その頃から大前さんはキレキレな感じで、
いつも頭脳が高速回転しているような印象でした。
ちなみにそのころ現厚労大臣の長妻さんも
一緒に広報局で汗を流していました。
大前さんのお話を読んで、昔がなつかしくなりました。
唐突に失礼しました。
今後とも拝読させていただきます。
高橋
勘やひらめきに頼らない先見力、それを養うためには膨大な情報とその分析力がまず大事なのでしょうね~。
今まで業界や興味のある情報ばかりを見ていたような気がします。もっと入口を広げなければ・・・。
マーさん
おっしゃるとおり大前さんは深いですよね。ビジネスに関してしっかりした知識とご自身の行動の上に考えをまとめられるので、説得力もあるし、先を見通すこともできるのでしょうね。先見力もスキルだという言葉に勇気づけられました。少しでも近づくべく学びたいと思います。
高橋学さん
ブログを読んでいただいていたんですね。
『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』、『「場回し」の技術』と、私たちにいろいろな示唆や気づきを与えてくださりありがとうございました。
私は今年度、宴会の会長役を仰せつかっており、「場回し」の技術を大いに活用させていただいております部下達も同様に回さなければいけないのですが・・・こっちの方はまだまだこれからです(笑)大前研一さんとは関係が深くいらっしゃったのですね。うらやましいです。私も読者もまだまだ知識欲旺盛ですので、高橋さんや大前さんからこれからもどんどん学んでいこうと思っています。これからもよろしくお願いします。
すずボスさん
大前さんはさりげなく書かれていますが、すずボスさんのおっしゃるようにかなり膨大な情報と鍛え上げられた分析力の上に考えが成り立っているのでしょうね。私も入り口を広げ、たくさんの情報に触れていこうと思っています。