私の住んでいる地域では若手経営者や後継者が手弁当で集まり勉強会を開催しています。
その例会に参加している知人から聞いた話です。
今、勉強会では国内不況の活路を見いだすため中国進出の可能性をテーマにしているそうです。
ただ、日本が提供できる技術と中国が求めるニーズがあまりにも一致しないと製造業の経営者が嘆いていたというのです。
中国で必要なのはコストが高くつく精度の高い技術でなく、少々粗雑であろうが安い経費で効率よく量産できる技術なのだそうです。
高度成長期の頃のわが国の技術が求められているという話でした。
勉強会ではアジアに進出するならこれまで築いてきた価値観を一切否定するぐらいの覚悟が必要ではないかという話も出ていたそうです。
昔はたくさんあった縫製工場の数がめっきり減り、中国に移り、最近は中国でも人件費が高いと言うことでベトナムに進出しているような状況です。
今度は鉄工業などわが国の経済を支えた中小製造業も縫製工場と同じような憂き目にあうのでしょうか。
知人が中国で今必要なのは製造業の先端技術ではなく人を動かすリーダーシップと言ってました。
『ビジネス力の磨き方』の中で大前研一さんも同じようなことを言われています。
これから日本に必要なのは中国やベトナムの安価な人材を利用して新しい価値を創造することができる人間であると述べられています。
今、日本にはマニュアルをきちんとこなせる人間は山ほどいます。
その人たちが大量解雇され社会問題にまで発展しています。
これまでと同じように均質の人材を育てていく学校教育を続ければいよいよ太刀打ちできなくなるだろうと大前氏は警告を発しています。
これからは大量の規格品ではなく少数の規格外の人間が生まれるよう教育システムを改めるべきだとも大前さんは言ってます。
優秀な人材を3千人育てるよりも、1人の孫正義、ジャック・ウェルチを育てた方がより日本に経済効果をもたらすことになります。
東大キャンパスよりも秋葉原を探した方が明日のジャック・ウェルチが見つかる可能性は高いといえるでしょう。
政府が「アキバキッズ」を平均値に戻そうと予算を使っているのは見当違いもいいところだと大前さんは嘆いていました。
【参考図書】
『ビジネス力の磨き方』 (PHPビジネス新書)
大前研一 840円(PHP研究所 2007.5.2)
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初めての投稿です。やっとページに慣れてきたところです。
そんな時、50年ほど前から通った「秋葉原」に反応してしまいました。(「アキバ」と違う「秋葉原」です)
リーダーシップは少人数の職場でも難しい事がたくさん有ります。そんななか私も転機をむかえます。
ぱっと2さん
いらっしゃいませ。やっと慣れてくれましたね(笑)どこの秋葉原かも気になりますが、ぱっと2さんの転機も気になります。ゆるゆると明かしていただきましょうかね・・・と言いたいところですが、ブログのコメントはそのまま残るところがメルマガと違うところで、やりづらいところがありますよね。だから無理しないでゆるゆるゆると明かしてくださいね!?
過去の日本では、優秀な学生を育てようとすると落ちこぼれ が問題となり、ゆとり教育へ。ゆとり教育が定着したかと思えば、学力不足解消のため授業時間を見直す・・・
概ね国の教育方針の長期展望が曖昧なことが原因かと思いますが、今こそ将来を見据えて、もっと個性をもった学校が子供達にも必要なんだと思います。
すずボスさん
文科省か中央審議会に大前研一さんのような人がトップにいて、しかも場当たり的な意見しか言わない官僚や委員を排除することができれば、先見力をもって、しっかりした一国の中長期計画を立てることができるんでしょうけどね。
すずボスサンがいわれるとおり、日本の教育の在り方に問題があると思います。教育は、そもそも一人ひとりがしっかりとその存在価値を持って生きられる力をつけるところにあると、私は思います。
その前提の上で、リーダーシープの能力に長けた人があれば、その力を伸ばしていけることが大切ではないでしょうか。
国家、産業界といったものに振り回されず、一人ひとりが人として持った力を発揮できるように育てるのが教育のありようだと思います。
マーさん
今はどちらかというと工業高校での実践教育とか大学ベンチャー、産学連携など産業界に重きを置いた教育が流行っているようですね。そのときの流行により均質な教育を施し、社会に旅立っていく若者が年代によって色分けされていくというのはおかしな話ですよね。