今日のメルマガで田宮誠さんの地頭力に関する図書を取り上げたところですが、著書では著書自身が地頭力(そもそも思考)を使って成功した事例がふんだんに紹介されています。
その中でも圧巻なのが、著者が54歳のときに40歳未満の年齢制限を設けた電子機器メーカーの就職試験にパスしたときの話です。
【本日の紹介図書】
『そもそも思考で地頭力でをつければブルーオーシャン』
田宮誠 1,470円(徳間書店 2009.1.30)
日経新聞に社長の顔写真入りで人材募集の広告が大きく出ていました。
よほど優秀な人材がほしいのでしょう。
なぜ年齢制限を設けているのか田宮さんは「そもそも思考」します。
たぶん費用対効果を考えてのことでしょう。
それであれば自分を雇うことが会社にとって有益であることが証明されればいいわけです。
ただし、このまま履歴書を送れば人事担当のところではねられてしまいます。
履歴書に40歳と書いて面接当時にどうしても受けたくて偽りの歳を書いたと告白すればせっかく来ていただいたのだからと8割の確率で面接を受けさせてもらえるでしょう。
でも2割のリスクがあります。
人事担当取締役の役割は何かと「そもそも思考」します。
答は予算の範囲内で基準に合う人材を確保することでしょう。
社長の役割は何でしょう。
優秀な人材を雇うことです。
そこで社長にダイレクトメールを送ることにしました。
相手の心をとらえる履歴書、業務経歴書の書き方については十分に自信があります。
その書き方については本書の別の章で説明されていますので興味のある方はぜひ書店で手に取られてご確認ください。
作戦は図に当たりました。
田宮さんは面接でしっかり自分をアピールすることができました。
ところが、田宮さんだけ54歳ということで別室で60分間の適正試験を受けることになりました。
第一問は何とかこなせたのですが、第二問は計算問題を含むものでした。
一問目の計算を誤ると、親亀がこけたら子亀がこけ、子亀がこけたら孫亀がこけるの順で全部不正解になるような問題でした。
田宮さんは内ポケットにカード電卓が入ってます。
それが使えたら難なく解ける問題です。
そこで部屋で自分を監視している担当者に聞きます。
「計算機を使いたいのですが貸してもらえないでしょうか?」
計算機が使えるかという質問と同時に自分は計算機を持っていないということをアピールする質問です。
「だめです」
と断られました。
そこで自分を監視している担当者の役割を「そもそも思考」します。
一番の目的は監視でしょう。
それ以外に試験の方法についてわからないことがあったときに質問に答える役目もあるはずです。
人間はプラスのイメージを人に与えたいものです。
だから、担当の方は善意で一緒の部屋にいてくれているのだと思っている自分の気持ちを伝えればよいわけです。
「試験のことでほかに聞くことはありませんので、お忙しいでしょうからどうぞご自分のお仕事をされてください」
担当者は好意に甘え部屋を出て行きました。
後はご想像にお任せします。
田宮さんは見事試験に合格し、後で人事担当の取締役から管理職試験の成績が抜群によかったことを知らされました。
田宮さんは片腹痛い思いもしましたが、給料以上にこの会社に貢献する自信がありましたし、実際にそれだけの成果を残すことができたので、それでよしと考えるようにしているそうです。

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形式化されたルールや常識が多いですから、その根本を突く質問ですね。まさに、良質の質問が良質の答を導き出すという事でしょうか。
田宮さんの思慮深さには感服致しました。まねをすれば全て巧くいくものでは無いと思いますが、見習わなければ。
まず「そもそも」すずボスがこのメルマガ、ブログを自ら選ぶのは何故か? そこに歩を進めているか?・・・
え、反省? 反省だけなら○○でもできる!
(´ヘ`;)・・
くーじゃんさん
私たちはあまりにもルールや常識に縛られていますものね。今日電車で1時間ぐらい揺られる時間があったのでノートを開き「そもそも思考」をやってみました。一直線でやると悪い質問によって平凡な答に導かれてしまいます。良問の質問がミソですね。マインドマップ風に質問を広げてみたら普通にマインドマップするより世界が広がるようでした。
すずボスさん
田宮さんぐらいのレベルになると仮に戦国時代にタイムスリップしたとしても諸葛孔明のように次々に敵の裏をかいて戦いを有利に進めることができるでしょうね。ところでどうしてすずボスさんはこのメルマガ、ブログを選ぶのでしょうか・・・kougaiさんとともに歩を進めたいから・・・kougaiさんは歩を進めているのか・・・反省・・・あれ、同じになっちゃった(笑)
うわ~適正試験の個所はドキドキしました!そもそも論で考えると合点しますが・・。
「そもそも論」は今の国会を見ていても感じます。そもそも国民は政治に何を期待し税金を支払っているのか。鳩山さんや小沢さんの「政治と金」の問題は私にとってはどうでもいいこと!逆に鳩山さん(お母様)には感謝したいくらいです。与党も野党ももっと日本をよくする政策に時間と労力を使ってほしい。またマスコミにもそういう報道を行ってほしいです。「政治と金」や「説明責任」っていったい何?重箱の隅突きは止めてそもそも論に立ち返るべきなのでは。
Jenさん
鳩山さんには「そもそも思考」を徹底してほしいですね。首相として「(石川議員が)起訴されないことを望みたい」などと言ってはいけないことは今どき中学生でもわかることです。ま、それはいいとして、このままでいると日本が残した負の遺産を背負わなければいけない若い世代の政治離れを加速させ日本はますます荒れた国になっていくでしょうね。
「そもそも論」は、いいですね。納得です。論客になるべく日々トレーニングを続けてみようと思います。
そもそもその会社に入れば、期待を超えて貢献できるという自信があっての行為とはいえ、適性検査のくだりはちょっと引っかかりました。
でも、この本は読んでみたいものです。
適性検査のくだり、メルマガで紹介した失業保険を取り戻した話、売れないビデオ講座を全国の村議会議員に売りつけた話、これらは筆者自身の「そもそも論」で行き着いた発想ですが、何か足りないものがありますよね。それが足りたときも「そもそも論」は威力を発揮するのか興味のあるところです。何かとは何か?それは想像にお任せします(^^)
kouguyさん、こんばんは。
会社から送信したコメントが、なぜか「匿名」になっていました。特別な意図はありませんので、申し添えます。
ところで、匿名でも、このブログやメルマガを読んで刺激を受けている方が、どんどんコメントされることを望んでいます。
これだけのアクセス数があるのですから、多くの方にさまざまな形でご自分のスキルアップのヒントを与えていただいているはずなので、読者の皆さん、よろしくお願いします。
いろいろな感想が、kouguyさんの発信に対する自分の受け止めを豊かにしてくれると、私は思っております。
また、一言でも書き込みをすると、ご自分のプラスになりますよ。
マーさん
名無しさんはマーさんだったのですね。たぶん、マーさんだろうと思ってIPアドレスをたどってみたのですが違っていたので誰だろうと思っていました。読者への呼びかけありがとうございます。私としては、テーマを事前予告することなく、好き勝手に書いている記事に対してマーさんたちがしっかりフォローしていただいたり、するどい突っ込み?を入れていただくだけで十分満足しているんですよ。ほかのブログを見るのですが、こんなに読者からいただくコメントが充実しているブログは見たことがありません。ほんとうにありがとうございます。時間を割いていただき毎日のようにコメントしていただいているので無理しているのではないかなと、ときどき心配にはなるのですが(笑)、本当にありがとうございます。感謝します。