頭がよくなる知的生産の技術

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 マネージャーたるもの部下には効率よく働いてほしいものです。
 1日100個より110個つくった方がいいに決まっています。
 効率を上げるために特に製造業では分業化を進めてきました。
 極端に言えば流れ作業のなかで「ねじを差し込むだけの人」「ねじを締める人」を別々にした方が効率は上がります。

【本日の紹介図書】
 『頭がよくなる知的生産の技術』
 三木光範 1,365円(中経出版2010.3.19)

 

 でも、極端な分業化は人の創造性を奪います。
 ねじを締めるだけの人にもっと創造性を発揮しなさいといっても無理な話です。
 仕事に楽しみを見いだすスタイルに変えようとする動きが数年前から見られるようになりました。
 1つの商品を最初から最後まで、1人または少人数のチームで作り上げる方法で、「セル生産方式」と呼ばれています。
 分業よりも製作過程を楽しむことができるし、達成感も味わえ、当然モチベーションも上がります。
 分業制になっていると、1つのラインで製品についてアイデアを思いついたり、もう少し何とかならないかなと思ってもライン生産を止めることができずそのままになってしまいます。
 完全分業制でのライン生産は「遊びのない車のハンドル」のようなもので、ちょっと動かすと大きく道がそれてしまいます。
 これが「セル生産方式」であったらやり方次第で特注品をつくることもできます。
 高性能で低価格であればすべてよしという時代は過去のものです。
 製品に対する思い入れは消費者によってそれぞれで、Aさんにとっては「ムダ」にしか思えない性能やデザインでも、Bさんにとってはそれが「宝」に見える場合もあるのです。

           
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コメント(6)

今朝、以前紹介して頂いた「脳に悪い7つの習慣」をちょうど読み終えた所です。そこでも「効率が悪いと思われる思考の繰り返しが創造性を生む」と書かれていて、なるほどと納得しました。
また、以前中国人の友達から「日本人は仕事の効率が悪い」と言われたのを思い出しました。彼曰く、「中国人は80%の仕事をするのに1週間使い、もう1週間かけて別の仕事を80%する。でも日本人は、1週間で80%の仕事をし、もう1週間使って残りの20%を埋めようとする。」だそうです。確かに、ただの量産だけならそれが正しいのかもしれませんが、その20%を埋める無駄とも思える時間と努力がメイドインジャパンの品質を作ったのだと思います。特に今は物が溢れている時代、有象無象にある80%の製品より、プラスαのある製品の方が競争力があるのではないかと。

たしか今話題のトヨタでは「セル生産方式」を導入してなかったでしょうか。その中から「カイゼン」が生まれてきていたように記憶しています。
分担だけでなく、全体像を見ることによる知的生産性の向上というものがあるように思います。
一見無駄に見えるところに、その大きな要素があるようですね。

ズルズルと生産量が減ってきています。
ムダをするな!と言うのは良く聞きますが今、正に効率ではなく、一つ一つの商品を大切に造る事を考えなければならないと思いました。

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