躍進するアジア各国のなかにあって鳴かず飛ばずの日本。
新聞やテレビはまるで判を押したように日本はこのままではダメになると暗い意見のオンパレード。
こんな時代だからこそ「日本らしさ」が求められます。
日本のよさは、自動車会社を例に挙げるなら「バンパーの裏側まで磨く美意識」、設計や仕様に表される「心のこもったやさしさ」ではないでしょうか。
【本日の紹介図書】
『なぜ9割もリピーターになるのか』
和田佳子 1,050円(ダイヤモンド社 2010.3.18)
高度成長時代の大量生産、大量消費の時代は終わり、個々が求めるものは非常に細分化、多様化してきています。
流通業界においても心のこもったone to oneが見直されようとしています。
通販やネット・ショッピングは家にいながらして購入できて便利な面がありますが、売り場をウロウロしたり、店員さんと会話しながら商品を吟味したり、色違いを試着したりできるわくわく感がありません。
売ることの喜び、買うことの楽しさがまた見直されるのではないでしょうか。
ただ、デパートの売り場で店員さんがしつこくまとわりつくのは逆効果で、ますます人は対面販売から逃げていくことでしょう。
また、デパートの化粧品売り場できれいにメイクをしてもらうのはいいけれど、高級な雰囲気できれいな販売員さんを目の前にすると自分のささやかな肌の悩みを打ち明けることもできず、それどころか化粧品を買って帰ったのはいいけれど使い方がよくわかならいという人も出てきます。
著者の和田さんがめざすネットワーク・ビジネスはtwo way。
「こんなこと聞いて笑われないかしら」と悩むことはなく、「ここがどうで、どうしてこうなるのか」と聞けるような買う側と売る側の良好な関係を築くことが大前提となっています。
日本にはもともと「口コミ」というコミュニケーション手段がありました。
知らない人が書いた新聞や雑誌よりも自分が親しくしている人からの口コミ情報の方が信頼されます。
今こそ、日本の土壌ではぐくまれた商いの原点に立ち返り、日本人に合った日本式の「商い」を再構築するときではないのかと和田さんは本の中で述べています。
ブログランキングに参加しています。
応援クリックをお願いします。

にほんブログ村
はてなに追加
MyYahoo!に追加
livedoorClipに追加
Googleに追加




口コミの影響力は、いろいろな世界で事例が挙げられていますね。知った方の言葉がどんなにお金をかけた広告よりも利用者に安心感を与えると思います。
モノが売れない時代といいますが、よいモノを丁寧に伝える仕組みを作っていけばちゃんと売れるのですね。
よいモノを広めることへの社会的確信を持ち、自社商品にも関わりたいものです。
日本以外で、口コミってどうなんでしょうか。
やはり友達や仲の良い同僚なんかで伝わっていくことも多いのではないかという気がします。
いずれにしてもお客様一人一人を大事にして、そこでお客様に強い満足感を与えることが、凄い力になるんですね。
日本式の商い「三方よし」の理念を常に肝に銘じて動いている....つもりです。
私は20代駆け出しの頃は利益を盲目に求めていました。(世間知らずだったという事もありますが。)今は時には利益にならない事でもやる事にしています。それが忘れた頃に返ってくるので。
マーさん
一昔前は安ければそれだけでOKでしたが、今は納得感とか商品を作り込むまでのストーリーがないと消費者はなかなか買おうと思いませんものね。消費者から見えていないからといって手を抜かず、最後までやりとげるところが日本の美学であり、それを活かす仕組みをつくっていくことが必要になってくると思います。
すずボスさん
日本の口コミは海外よりも威力があるのでしょうね。それだけ個が育っていないということかもしれませんが、そういう西欧的な見方をしないで日本の見方をすれば奇跡の再生を繰り返してきた日本型コミュニケーションの強みということができるのではないでしょうか。
くーじゃんさん
「三方よし」、いい言葉ですね。これが昨今の日本の会社では忘れられているのではないでしょうか。こういう言葉が当たり前のように使われる風土でビジネスができるようになれば日本の強みが遺憾なく発揮できますよね。